おすすめ商品のご紹介 ORGLORY【Corduroy Vest編 】
ORGLORY今季のイチ押し素材『Corduroy』を使用したセットアップシリーズより、
先駈けてベストが入荷しました。
商品ページにも記載していますが、1番のお勧めポイントはメインで使用している素材、コーデュロイ。
高密度でしっかりとした厚みのある希少な国産8W※中畝コールの表面を樹脂コーティング加工しています。
※W=「ウェル(wale=織物面の畝)幅」1インチに何本の畝があるかを表す単位です。1インチ四方の穴が空いたルーペを置いて畝を数え、8本なら8ウェル、21本なら21ウェルといった具合です。
この加工によって生地に硬さと張りを持たせると同時に、表面の毛羽立ちを抑え、地色が濃く深い色合いになります。
また、着こんで樹脂が馴染む事で、柔らかさや膨らみが出ると同時に、元々の地色が出てくるので色味の経年変化も見込めます。
(色味の経年変化についてはBarbour等のオイルドジャケットのイメージが近いんじゃないかと推測。こちらは別の機会にレポートを報告できればと思います。)
裏地には同系色のヒョウ柄ジャガードキュプラを採用。
いつになっても遊び心を持っていたいですね。
バックは耐久性もあり滑りのいいコーマ糸を使用したコットンツイル。
尾錠はボタンタイプでクラシックにまとめました。
先述の生地や裏地についてはパッと見て着て分かりやすい部分ではありますが、
恐らくはここで言わないと気付かれないこだわりのパーツがもう1つ。
釦です。
もう少し寄ってみます。
水牛やナット(タグワ椰子)、貝ボタンのように特別高級な素材を使っているというわけではありません。
注目は形状、こちらは『タヌキ穴ボタン』と呼ばれる釦です。
聞いた事ある。知ってると言う人はなかなかのボタン通。
日本で生まれたボタンだそうです。
通常のボタン穴は円筒状にあいていますが、このタヌキ穴は表面は大きく、裏にかけて段階的に狭くなっています。
これを上から見るとタヌキの目のように見える所からきているそうです。
名称と見た目も可愛らしいのですが、実は機能的にも効果があります。
ボタン穴が斜めになっている為、縫い付け糸が当たる部分の角度が緩やかになり、糸が擦り切れにくく取れづらくなります。
先人達の知恵ですね。こういう細かい仕事が日本の良さだと思います。
生地の経年変化を謳う以上、その他のパーツにもある程度の耐久性を持たせたかった為、
今回の生地に決定した時点でこれを使おうと決めていました。
こちらは今回入荷のベストをはじめ、これから入荷予定のジャケットやスラックスにも使用しています。ぜひ注目して見てみてください。
兎にも角にも、生地からパーツまで拘って作りました。
是非店頭でお試しください。
因みにこちらのシリーズですが生地の都合で限定数の生産となります。
3ピースでゲットしたいという方はお早目のご検討よろしくお願いいたします!
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