夏だ! 海だ! Leather Tote だ!


連日の夏日、暑いですね。
海に行きたいです。

海に行く時はがばっと荷物が出し入れできるトートバッグが便利です。

ということで、本日はオリジナルのレザートートについて書きたいと思います。

このシリーズでメイン素材に使われている脱クロームレザーは一度クロームなめしを行い、その後クロームを抜きタンニンなめしを行うことで、表情や経年変化がありながら、薄くてもコシがあり丈夫な素材です。

そしてオアグローリーのレザーバッグシリーズではこの革を職人さんには無理を言って、その時に必要な分を専用に加工していただいたものを使用しています。

都度仕上げの微調整を経て、現在の仕上げに辿り着きました。
現段階ではこれがベストだと思っています。

レザーアイテムといえば、新品の状態での美しさもさることながら
醍醐味はやはりエイジング。

今回は私が2年ほど使用した『Leather Tote M』画像を交えてエイジングをご紹介させていただきます。

まずは正面から。

若干輪郭が丸みを帯びてくたっとしていますね。
革質は新品の状態からは柔らかくなります。

続いて、ダメージの出やすい底。






こちらも全体的に角が取れて丸みが出ています。
柔らかくなった部分にはシボも見られ、部分的に銀面(表面)が剥げて地色も確認できますね。

やはり2年間ほぼ毎日使用しているので使用感はあります。



が、現在も自立します。※詰め物なしです
トートバッグはこうでなくちゃ。

使い込んだ際に腰砕け状態に柔らかくなるのではなく、適度な張りが残り形状を保つこと。
ここはトートバッグを製作するうえで大きなポイントでした。

更にこの形状を保つための重要なディティールが表面のアウトポケットと裏面に配置した内ポケット。



収納面で分別できる実用性にプラスして、ポケット部分は革が2重になるため、外側・内側から本体を補強する形になっています。





フロントネーム部分


ハンドル部分


アウトポケット部分


総じて、使い込む毎に柔らかくなり手になじむと同時に、照りが出て滑らかな表面感に変化していきます。


シンプルなディティールなので使う方の感性でキーホルダーやピンズ、バッジ、ワッペン等、アレンジしていただき自分好みに仕上げていただきたいです。

(写りこんでいるお守りは、ホームタウン『金剛寺 高幡不動尊』の勝守。42歳後厄の私、厄除けお守りを買いに行った筈が、デザインでこちらを選び、厄に勝つと勝手に解釈して鞄に結んで持ち歩いております。黒に赤の差し色が気に入っています笑)


12inchのレコードやMac Book 15inchも収納できるサイズ感、雑誌や飲み物、上着を入れても十分な収納力。
(※画像はOG Sateen Jacket)
1泊くらいの旅行なら余裕ですね。

ちなみに何かをこぼしてしまった時や雨に濡れた時に拭いたりって位で、普段細かいメンテナンスは特にしていません。
あくまでも個人的な見解ですが、レザーアイテムは適度に使うことで、皮脂や汗などの水分を吸収し自然なエイジングをしていきます。過度に汚れやしわを気にせずによく使うことが大事かな?と思います。
逆に大事にし過ぎて、使わずに保管、放置していた時の方がカビや乾燥によるひび等、重大なダメージにつながるケースが多いように思います。


コロナ禍ではありますが、夏休みシーズンに突入しました。
盆の帰省やレジャーなどお出掛けの際にはガシガシ使っていただきたい。
そんな商品のご紹介でした。

aterier佐藤




37,400円(税3,400円)
Color A/Black B/Brown
Size H35.5cm W47.5cm D13cm
Quality Leather (牛革)




フロントポケットにタッセル飾りをあしらったSpecialモデル
38,500円(税3,500円)
Color A/Black B/Brown
Size H35.5cm W47.5cm D13cm
Quality Leather (牛革)


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