『ORGLORY神宮前』タテヨコ50cmの布の話
汗を拭う、涙をふく、そんな時に使うのはハンカチですが
今回は大判で用途の広い布「バンダナ」の歴史のお話をします。
今や古着屋やセレクトショップなど、あちこちで何気なく見かけるバンダナですが
実はヴィンテージ なども存在する歴史の長いアイテムの一つなんです。
(実際にコレクターさんもいらっしゃるくらい。。。)
詳細に書くと少し長いので、簡単に書いていきます。
バンダナの起源は、2つあります。
実用的起源 "メキシコ"
インドの絞り染めがヨーロッパに伝わった16世紀には、
スペインがメキシコを植民地としており、
メキシコの労働者は、襟のない丸首のシャツを着て仕事をしていたため、
日差しから首回りを守るための道具として、バンダナを使っていました。
その後、19世紀頃の西部開拓時代、メキシコやアメリカ・テキサスなどで、
畜産業をしているカウボーイと呼ばれる人達が砂埃対策で顔を覆うマスク代わりに使用したり、
怪我をした際の包帯代わりとしてバンダナを使っていたそうです。
写真はRailway workerですが、バンダナ巻いてますね
デザイン的起源 "インド"
バンダナの由来は、ヒンドゥー語の“結ぶ”を意味する「bāṅdhnū」からだと言われています。
バンダナの定番柄の"ペイズリー柄"
それはインドのカシミール模様からきています。
19世紀ころにスコットランドのペイズリー市でカシミール・ショールの大量生産時に用いられ、カシミール文様は、この大量生産以降、ペイズリー柄として広く定着しました。
そんな歴史の長いバンダナ。
パンツのポケットから覗かせてハンカチとして
首に巻いてコーディネートのアクセントとして
バンダナは現代のユーモアとこだわりのある紳士の必需品です。
OR GLORYにも日本発インド産の『BINDU』から面白い柄が入りました。
昨年も人気で、今年はたくさんの柄を入れてますので、要チェックです!
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神宮前店 矢野
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