Vintage Military Watchに憧れて

本日はORGLORYにて取り扱っている時計のご紹介です。

MWC (Military Watch Company)をご存じですか?

一部のミリタリーウォッチ好きな方にはお馴染みかと思いますが、
知る人ぞ知るブランド
簡単に説明を。

MWCとは、
ウォッチディーラーとして活躍していたWolfgang Obrigheimer氏によって1974年当時のローデシア軍(現ジンバブエ)軍用の時計製作依頼を受けたのを期に、スイスのチューリッヒにて設立されました。
左:MWCが1974年にローデシア軍に納入したミリタリーウォッチ。
右:1970年代当時のローデシア軍の兵士。



以来、世界中の様々な国の軍隊をはじめ反テロユニット、警察部隊、航空会社、鉱山会社などの民間企業にまで幅広く採用されてきた実績を持ちます。
実戦からフィードバックされたノウハウの数々が活かされたその実績が、そのまま信頼性へとつながっています。

また、復刻版の製作には過去のアーカイブをひも解き研究を重ね、ドイツやイタリア製のパーツや日本製のムーブメントなどを使用し、オリジナルを凌ぐスペックでリリースする軍用時計専門のメーカーです。

NATO軍のミルスペックに準じたG10タイプを中心に実用性と信頼を兼ね備えた時計は、
所謂『ミリタリー風』の時計とは一線を画す本物です。









ちなみにMWCのいくつかのモデルには下の画像ような矢印記号が刻印されているものがあります。









こちらは『ブロードアロー』と呼ばれ、17世紀末からイギリス政府によって、政府所有の官給品に刻印されたマーキングです。



名だたる時計メーカーのと時計にも『ブロードアロー』が見られますね


もちろんイギリス軍のウエアーにも表記されます


(17世紀末頃から軍用品につけられその後広く用いられることになり、珍しいところでは1921年までは囚人服にもつけられていたそうです。)

英国モノ好きの方はこのマークがついているモデルを基準に選んでいただくのもよいかなと思います。


現代まで生き残ってきた貴重なリアルミリタリーのビンテージが高騰しているのは言わずもがな、高価なビンテージを大事に大事に飾り、眺めながら酒を飲む。

それも1つの楽しみ方なのかもしれません。

が、時計本来の用途は使ってなんぼ。

憧れのモデルを気兼ねなく普段使いしていただくにはぴったりの時計『MWC』
オススメです。


atelier佐藤




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