おすすめ商品のご紹介 時計編~Military Watch Company W10B(Automatic)

こんにちわ。

以前のブログ『Vintage Military Watchに憧れて』でもおすすめの時計ブランドとして紹介させていただいたMWCですが、

特におすすめのモデルが久々に入荷しましたのでご紹介させていただきます。






こちらはMWCが1974年にローデシア軍に納入したモデルのリプロダクトで、以前は『W10S』として展開していましたが、廃番を経てスペックアップしての再発となります。

防水機能:3気圧→10気圧に伴い、今回よりネジ込み式リューズが採用されています。
日常生活における防水としては安心のスペックです。




文字盤にはビンテージでお馴染みの『T』の文字。これは夜光塗料にトリチウムを使用していることを意味しますが、現行版ではディティールとしてのみ残し、より安全性と視認性の高いスーパールミノバが使われています。

英国軍お約束の『↑』ブロードアローもしっかり入っています。

無機質なヘアライン加工のステンレスケースがミリタリーウォッチの武骨さを出しつつ、

流線形の36mm径で若干小ぶりなのでカジュアルシーンはもとより、シャツやジャケットなどのドレスアイテムにも相性がいい1本です。

ケース形状はオメガのスピードマスターマーク4、マーク4.5辺りのイメージに近い感じです。

ストラップも18mm NATO ナイロンストラップ がブラックとグレー各1本付属するのでコーディネートや気分に合わせて付け替えていただけます。


ビジネスシーンで主に使われる方には、「NATOストラップはちょっと。。。」という方もいると思います。

そんな場合、型押し等のレザーストラップに交換すると、、



こんな感じイメージです。(私物)
Ω(オメガ)チューンとでも申しましょうか?ぐっと高級感が出ます。

【注】ベルトを取り付けるネジ式バーが特殊な仕様のため、メーカ側は非推奨となります。
破損の場合、保証対象外となりますので交換の際はお近くの時計専門店にご相談することをお勧めします。


スクリューケースバック仕様の裏蓋にはシンプルに型番の『W10』、シリアルナンバー、『AUTOMATIC』の刻印




ムーブメントはSEIKO『NH35A自動巻きムーブメント』、24石ハックシステム、パワーリザーブ41時間

ところで、時計のムーブメントの規格で目にする『~石』の意味をご存じですか?

一般的に機械式ムーブメントは、回転する歯車に軸を通し、その軸を「地板」と「受け」で上と下から挟み込むような構造となっています。

歯車が回転する度に軸は地板と受けに接しながら、回転・往復運動を繰り返すため、接している部分が摩擦で磨耗していきます。

そこで、正確な軸の動きを長く保つために、軸と接する地板と受けの両方に軸受けとなる「穴石」を設置しています。




ここで使われる石とは古くは天然のルビーやサファイアを指し、
それぞれ、ダイヤモンドに次ぐ、モース硬度(鉱物同士をこすり合わせた際の傷つきにくさを)を誇り、しかも、靭性(材質の粘り強さや外からの圧力への壊れにくさを示す)ではダイヤモンドを上回り熱にも強い特性もあるとされています。

(18世紀末に人工宝石の生成に成功してからは、ルビーやサファイアも人工石が作られ、
現在、ほとんどの機械式ムーブメントには、軸受けとして人工ルビーが使われています。)

諸説ありますが、高級時計に搭載されているムーブメントには、手巻き式で17個、自動巻きで21~25個の石があれば、十分に役割を果たすと言われています。
裏を返せばそれ以上の石は機能的な必要性ではなく、時計をより贅沢なものにするための装飾的な付加価値と言えます。

『W10』は24石。
機能面もデザイン面でも必要な部分はしっかり確保しつつ余計なものはそぎ落とす。
ミリタリーウォッチブランドの潔さを感じます。

おすすめです。
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その他MWCの時計はこちらをクリックでご覧いただけます



atelier佐藤


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